昭和51年卒の松﨑学と申します。当時の教育学部長をしておられた心理の松岡重博先生のことば、「長崎県の教師にならなくても良い。日本の教師になれ」とともに、長崎大学を出て46年、その後、広島から大分県別府市に、そして、山形にやって来て、すでに山形で四半世紀を超えました。人生の中で最長の山形となりました。
ところで、同窓会事務局の中では、宮地計先生には多以良中学校でお世話になりました。その後、すっかりご無沙汰してしまいましたが、こうやってお名前を拝見できてとてもうれしいです。
さて、藤木新会長の何か貢献しているかという問いに、長崎県の教育にあまり貢献していない自分を感じ、この原稿を書いています。例えば、掲示板などに、私などが企画している学校心理士研修会の案内など、出させていただいてもいいものでしょうか?オンライン研修会なので、どこからでも参加可能です。11月27日(日)の午前中は、山形大学大学院の三浦光哉先生による「KABC-ⅡとWISC-Ⅴの特徴と解釈」に関して、午後は『教育の効果』の監訳者山森光陽先生による「“確からしさ”の高い研究知見と教育実践」を予定しております。あまり効果的でない介入など、その大規模データで確認しながら、効果的な教育実践を選択していくことができればというところです。ご了承いただけるとあらためて添付します。
私自身、今の子どもたちへの適切な教師のかかわりがなされて、21世紀のど真ん中には、今の子どもたちが今くらいの子どもを持つ親になっていて、その親同士が世間話で「あの頃は不登校とかいじめとかあったけど、あの後、先生たちががんばってくれて、今はいじめや不登校ということばがもう昔話になったねぇ」といったやりとりがなされていることを強く望んでいます。21世紀が1/5過ぎて、個人的には少々焦り気味ですが、先生方は基本的にそのようなお力を持っていると信じております。